やり直せる?
5▶▶相談

その日は、早く店終いをして
洋介が義兄のカフェに連れて来てくれた。

姉の佳英は、紗英が泣いたのがわかり
直ぐに駆けつけてきて
紗英を抱き締めて
「洋介。
 あんた紗英を泣かせたんじゃ!」
と、言うと
「バカバカ、俺は、誉めただけ。
こいつが気にしていて泣いたの。
だから、美味しいもの食べさせてやって。」
と、洋介が。
佳英は、どういう事?
と、なり。
洋介が話してきかせると
拓斗さんが
「あ~、それで貴史が。」
と、言うから
「貴史って?」
と、洋介が訊ねると
「拓斗の友達で
ワクモにも買い物に行ってるでしょ
背の高いイケメンさん。」と、佳英。
「えっ、あの人
    拓斗さんの友達?」
と、洋介が言うと
「そうなんだよ。
洋介が言ってることは
あながち間違ってないんだ。
貴史は、紗英が気にいっていて
今日、ワクモで紗英が男の人に
頭を撫でられていた
と、落ち込んでいたんだよ。
って、洋介の事なんだ。」
と、拓斗さんに言われて
洋介は、びっくりしていたが

その話をきいた紗英も
 驚いていた。

「それに、紗英ちゃんは、
綺麗だし、魅力あるよ。
洋介の言う通りだよ。」
と、拓斗さんが言ってくれて
姉の佳英も
「紗英の良いところが
わからないような旦那なら要らないよ。
まだまだ、人生長いんだよ。
紗英は、40才になったばかりなんだから
干からびたら、もったいないよ。」
と、言われて
そんな風に思っても良いのだろうかと
思っていたら·······

拓斗さんが
「貴史の事を抜きにしても
本当に考えた方が良いよ。
なんなら、弁護士の知り合いがいるから
相談してみる?」
と、言うと姉の佳英も
「そうしなさい。
一度、相談してみたら。」
と、言ってくれて
拓斗さんと洋介も頷くから
拓斗さんにお願いをした。

姉の佳英も一緒に行ってくれることに。
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