最愛
「 心配かけてごめんね。

ちょっと彷徨ってた。 」

久しぶりに来た彼からのメッセージ。

いつもより元気がない。

もう残された時間が少ないのだろうと

悟った。

そこで私は彼に言った。

「 私たちの夢、一つ叶えよう。」

「 ごめんね。

僕の体こんなんだから、何もしてあげれないよ。」

「 ペアリング買おう。」

「 ペアリングか〜。いいね。

前から話してたしね。

でも、男のプライドがやられるな〜笑 」

「 なんで? 」

「 そーゆーものは男の僕からプレゼントするものでしょ?

でも、僕は施設にいるから買いに行けない。 」

「 私が買いに行くから、大丈夫だよ。」

「 じゃあ、こうしよう。

僕が大人になれたら、

君へ必ず指輪をプレゼントするから。

今回は君に甘えさせてもらうよ。 」

「 買ったら施設に送るね。 」

「 うん。楽しみに待ってるね。」
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