すきって言って



優志くんは、お姉ちゃんのことがすき。



お姉ちゃんと優志くんは小説の話をしながら先に行ってしまった。



「わ、私たちも行こっか?」



「……」



うわーん、鳴瀬くん無言だー…



いつものことだけど私嫌われてるのかなぁ




「あんなやつ早く諦めればいいのに」




「え?なんか言った?」




「なんでもない」




そう言って鳴瀬くんはスタスタと歩き出した。

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