すきって言って
自分の部屋に入るとお姉ちゃんはまだ帰ってきて居なかった。
ちょうどいいや、帰ってくる前に出て行こう。
お父さんに渡された段ボールに洋服や、漫画本、ぬいぐるみなどを詰める。
「荷物…これだけでいいか」
案外段ボール1個で収まってしまった。
「絃、本当にいいのか?」
「大丈夫だよ、お父さん。」
「泉、待たなくていいの?」
正直会いたくない。だから、いいの。
「大丈夫。バイバイ、お母さん。」
私はお父さんの車に乗り、隣町へ向かった。