独占欲全開の超イケメン俳優と秘密の同居生活始めます!
『あ、亜希斗さんが気にしなくても、私は困るんです』


『週刊誌が狙ってるから?俺はいいよ、別に撮られても…』


きっと、誰にでもこんな思わせぶりなことを言ってるんだ…


戸惑う女性を楽しんでる。


亜希斗さんは、とんでもなくモテるだろうからな…


いくらマネージャーだからって、プライベートまでは管理してないけど、普段からこういう会話には慣れてるのかなって…思ってしまう。


亜希斗さん、ちょっと意地悪だよ…


『冗談ばっかり言ってないで、台本ちゃんと覚えて下さいね。今日、長ゼリフですよね』


『…』


『ちょ、ちょっと無視しないで下さい。もう、とにかく出発しますからシートベルトして下さい』


『もうしてる。それに、セリフは全部ここに入ってる』


頭を指さす亜希斗さん。


確かに…


毎回すごい記憶力を発揮して、ほぼNGを出さないことで有名だけど…


良い大学を出て、本当に秀才で、どうしてこの世界に入ったのか…ちょっと不思議だ。


まあ、これだけ綺麗な顔と、このスタイルだったらスカウトされない訳ないか。


って、スカウトされたかどうかも知らないんだけど…
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