独占欲全開の超イケメン俳優と秘密の同居生活始めます！

ソファに座る俺の顔を覗き込む健さん。


『うん、美味しい。健さんも飲んだら？』


『俺は…いい。お前が飲むの…ここで見てるから…』


どうしたんだ…


隣に座る健さんの雰囲気が、いつもとちょっと違う気がする。


『…彼女さんとはいつ結婚するの？』


『え…』


なぜか、その質問をした瞬間、健さんの表情が変わった。


少し…曇ったか…？


『どうかした？』


『俺…彼女とは、別れようかと思ってるんだ…』


『え！？』


予想外の答えに、かなり驚いた。


『亜希斗…俺…今、他に大切な人がいるんだよ』


また、さらに驚く。


『…そうなのか…それは…つらいな』


『ああ、すごくつらいよ。今の彼女も確かに嫌いじゃない、ちゃんと好きなんだ。だけど…俺は…その人のこと、もうずっと前から想い続けてて、最近、苦しくて仕方ないんだよ。だから…彼女にも申し訳なくてね』


知らなかった…