【完結】モンスター撲滅委員会
「初心者には低価格だっりタダ同然でプレゼントして。のちに値を張り上げる」
「高くても。……買うんですか?」
「買っちゃうんだねえ。健康な子ほど想像できないと思うけど――ああ、健康ってのは風邪とかそういうのじゃなくて心の方の」
心の、健康……?
「寂しい。退屈だ。ひどくプレッシャーを感じている――現実逃避したい人や余裕ない人ほどハマりやすい」
心の隙間に、入り込んでしまう。
「親の目が届かなくなった年頃の――悪いことに興味あったり背伸びしたいような子もまた、狙い目」
狙われてしまう、でなく
狙い目……って目線がこわいんですけど。
「売る人は。売る相手を見極めているんですかね」
「そりゃそうさ。見つかれば、売った自分も立場がヤバくなるから。金のあるヤツからは、たんまり搾り取るし。なくても稼げそうな子には、さっさとハマらせて。がっつり稼がせて。また買わせる。どんな手段使っても」
どんな、手段を……つかっても。
「なんにせよ。いい思いをするのは買った方でなく売ったヤツ。もっと言えば。売ってるヤツのもっと上の黒いヤツ」