【完結】モンスター撲滅委員会

わたしは、授業で危険ドラッグの勉強をしたとき


あまり、しっくりこなかった。


周りに使っている人がいなかったし

映画とかテレビドラマの世界という感じがして。


シンナーが危ないって勉強したときも

やっぱり『現実的じゃない』気がした。


でも、ちがったんだ。


「クスリに狂わされる人を大勢見て来た。子供から大人まで。自分で克服するのは、とても難しい。ダメになってく人の方が多いかな。それも周りを巻き込んで」

「……土屋さんの親御さんも」

「彼の父親は彼が生まれる前から常習犯だった。そのうえ暴力は、日常茶飯事。まともな育児どころか義務教育の半分も受けられていない。それでも彼は色んなこと、できるでしょ」


土屋さんは

料理だって、掃除だって人並み以上にできる。

思いやりも持っている。


「つっちーのスキルは。すべて彼が自分で手に入れたものなのさ」

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