イケメン生徒会長の甘くて危険な溺愛


会長は右手で私の顔をつかんで、


「自分が誰のもんか、よーく考えて行動しろ?」


いつもの、爽やかだけど目が笑っていない笑顔で言った。


私は恐怖感で、とりあえずこくこくと頷く。



…でもでも、当日は自由だ!


当日は、思う存分楽しんでみせる!



そう、思っていると。


「なんか2人、仲良くなったねー?」

私たちのやりとりを黙って聞いていた流奈さんがそんなことを言った。


私は驚いて、思わず大きな声を出してしまう。


「なんでそうなるんですか?!」

「…未来ちん、すごい顔してるよ」

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