はじめての恋。
22.




凌久のことを忘れられる日が来るのかなって思うくらい毎日、考えていた。




元気かな。

ご飯食べてるかな。


遅刻してないかな。



もう彼女じゃないから、考えられている方は迷惑かもしれないけど…無意識だった。





家に帰っても、

馬鹿みたいに凌久の事を考えて泣いていた。





私は、気分転換に加奈に電話をした。





「はいはーい」

『軽い』

「こんなもんでしょ」

『加奈、元気?』

「元気よ、凛も声だけだと元気そう」

『何それ』

「元気?」

『まぁまぁ…』

「まぁまぁって何?」






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