20歩目の未来



「カホラッキーだったね!

 これで毎日話したりできるじゃん!」


外で春の日差しがあったかい昼休み。



亜衣はそう言ってお弁当を広げる。



あたしはお弁当どころじゃなくて、

いまだにどきどきしている。




「でもあたし、まだどきどきが
 
 止まらないよ~…」


「もうカホは!
 
 席が隣になったごときでそんなに

 どきどきしてちゃ始まらないよ!

 もっと自分に自信持ちなって!」




亜衣はいつもあたしに一押しする

言葉をかけてくれる。



「でもなんて話しかければ
 
 いいのかなぁ…」



「無理に話してみることより、
 
 挨拶からはじめてみたら?」





挨拶…挨拶!


タクヤに挨拶!

緊張するなぁ~…




「今日帰る時、バイバイって言うんだよ!」



そんなこんな亜衣から

アドバイスを受けながら教室に戻った。



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