キミの名前を呼びたい。
私は頷いた。
「俺、ね。本当は転校してきた日に、一目惚れしたんだ。
だから、椛に覚えてもらおうと思って、ホワイトボード買いに行ったんだ。」
如月くんは片足の膝をベッドの上に乗せた。
「…椛、キスしていい?」
私は頷くことも出来ずに如月くんを見つめていた。
「断ってもするけどね」
如月くんと唇が重なった。
最初は軽く触れるだけだったのに、徐々に深くなっていく。
息が持たず、如月くんの胸を押す。
「……ねぇ椛、また声が出たらさ俺の名前呼んでよ」
うん、私ももう一度、キミの名前を呼びたい。


