いつか咲う恋になれ
次の日の放課後、各クラスの体育祭実行委員が集まった。

「……何でお前がいるんだ?」

宮原先輩は嫌そうな表情しながら朝比奈先輩に声をかける。

「それは体育祭を盛り上げたいからですよ」

微妙な表情の宮原先輩に対して、朝比奈先輩は楽しそうな表情で話す。

「おい森野、お前らのクラスは何で朝比奈(こいつ)を実行委員に選んだんだ?っていうか森野がやれよ」

私も最近知ったのだけど、朝比奈先輩は森野先輩と同じ進学クラスだ。しかも短期間だけど、私がやっている生徒会補佐を去年やっていたらしい。

だから宮原先輩や真尋先輩とも親しげに話をしている。補佐の仕事は、途中で小谷先輩の方が適任だからと言って勝手に交代したみたい。

朝比奈先輩、見た目通り自由な人だな。

「俺は嫌ですよ。朝比奈はやる気に満ち溢れてるし別にいいじゃないですか」

「朝比奈がいると、ろくな事が起きねぇし」

部活祭の事言ってるのかな。宮原先輩と森野先輩が話していると、朝比奈先輩が笑いながら話に割り込んだ。

「嫌だなぁ。俺頑張りますよ?なんなら実行委員長やりますけど」

「それだけは阻止する」

結局、実行委員長は三年生の中から選び体育祭の準備が始まった。
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