COSMOS
「久遠、帰るぞ」

「あ...」


呆然としていると、声がかかった。

ワンコの考えも、

自分の想いも、

新月のように、

灰色の雲に隠れて

見えなかった。


そして、このまま私達は今期最後の仕事に向かうことになった。
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