永遠の誓い(仮)




マンションで常に感じる黒い感情を、学校で感じぬようにクラスメートの中心にいてただ笑っている。


マンションに帰れば学校の時と打って変わって笑わなかった。テレビを見ても感じるのは淋しさや虚しさ、独りで居ることに対しての恐怖だった。



それらが襲ってきて喋ることはおろか、深く眠るさえも出来なかった。



学校は楽しい。だって友達と笑ってる時はいろんなことを考えなくて済むから。


けれど学校では成績も素行も親の迷惑にならないようにしてた。
胸が詰まりそうだった。



あたしが注意され、親が呼び出されれば、親の仲がもっと悪くなった。親が呼び出される度、注意されるのは『お前のせいだ』とお互いのせいにしあうから。


あたしとしてはこれ以上親が不仲になるのを目の前で見たくなかった。








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