永遠の誓い(仮)
部屋に篭っている間、李胡は自分の中に出来た感情に苦しんでいた。
自分の中に現れた、負の感情――…。
それを元の世界で感じて解消していたのはあの自分の家だけ。
けれどそんなものがこの世界にあるはずもなく、ずっと貯めてきたそれがついに溢れ出してしまった。
当然、貯まりに貯まって溢れ出したものは少しずつ解消していくよりも時間がかかり、自分にかかる負担が大きい。
しかし李胡はその感情を解消することなく無理やり抑えつけて閉じ込めた。
そして自分から予防線を引くことにした。
ノイン、レイラ、モアの自分を慕ってくれる人達から――…。
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