子犬系男子の甘い溺愛が止まらない
「今ね、先輩と一緒に学校のお祭りの準備頑張ってるんだ。知ってた?」
そう聞いてみると、2人ともうんうんと大きく首を縦に振る。
「お祭りの日、来てくれる?」
「うん、行きたーい!」
「僕も行くっ!」
2人の笑顔はキラキラと輝いていて、そんな2人の頭をわしゃわしゃと撫でた。
「じゃあ、来てくれるの待ってるからね」
すっかり2人と仲良くなった頃、ガチャっと玄関から鍵の開けられた音がした。
「あっ、お父さんとお母さん帰ってきた!」
いつも帰ってくるのはこのくらいの時間なんだろう。
ちゃんと挨拶をするために、立ち上がる。