キミに好きと伝えたい。
ショートストーリー『いつか再び』


私とあなたは
半年前、付き合ってた。



ある日突然だった…



あなたに
突然言われた
あの言葉。




「ごめん…。
期待にこたえられない。」



あの時
私はあなたに
嫌われたんだって思った…


私の存在は
あなたにとって
要らないんだって…




「期待にこたえようなんて
何も考えないでいいよ…。
傍にいてくれるだけで
いいから…。お願い…。


私は…あなたを
嫌いにはなれない…。


私は
あなたが大好きだから…
あなたを嫌いになれない

私は
変わらずあなたが大好き。

…だから
さよならは言わないっ。


今までありがとう。
大好きなあなたに出逢えて
私は幸せでした。

あなたへ…ありがとう。」




私は
あなたへの想いを
余すことなく伝えた…。




さよならは
絶対に
言いたくなかった。


だから
ありがとうって
挨拶をしたの…。



あなたに
あの言葉を言われた時

あなたとの
今までのことを考えた。


私は知らぬ間に
あなたに
なにかプレッシャーを
かけてしまってたのかな


私こそ…ごめんね?


だけど…
気づくのが
遅かったよね…。


そう思うと


凄く凄く
苦しくて悲しくて…



あなたが私の傍から
いなくなるのが…

こわかった…。





そして
私の想いを聞いた
あなたの返答は…



「ありがとう。」



だった。




いつか…

再びあなたと私は
交われるかな…。


そんな日が来たら
私はあなたに伝えたい。


「あの頃の私は
あなたの気持ちを
わかってなかったの…
知らぬ間に
プレッシャーかけていて
…ごめんなさい。」



って。





あなたと私が
"ありがとう"を
交わした日から三日後。




あなたから
連絡がきた…。



「いやかもしれないけど…友達に戻って
関係を続けるのは
ダメかな…?」




あなたは
どこまで優しい人なの…



もう
あれっきりかもって
私は覚悟してたのに…。




「全然
いやなんかじゃないよ?

もうあなたからは
連絡来ないと思ってたの…。

だから今…
私は嬉しいです。」




私とあなたの関係は
きっと以前より

気楽な関係に
なったんだよねっ?




友達以上恋人未満。


これが
私とあなたの距離。



この距離が
いつかまた
縮まればいいなぁ…。






いつか、再び…。

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