東京ヴァルハラ異聞録
「おうコラ、ガキ。獲物を持ったって事は、テメェも殺されてぇのか?」
「くっ!そ、そうじゃないけど……」
今までに見た事のないような眼力に、身体が強ばって動かない。
圧倒的な強さを持っているのは、それだけで理解出来た。
「めんどくせぇ。すぐに終わらせて……」
と、眉間にシワを寄せて篠田がそこまで言った時だった。
交差点の右の方、駅へと向かう道付近から、何人もの悲鳴と怒号が聞こえ始めたのだ。
「南軍のやつらだ!どこかに隠れてやがった!誰か!」
「こいつら、めちゃくちゃつえぇ!誰か止めてくれ!」
そんな声が聞こえて、篠田はチッと舌打ち。
拳を下げて、俺達に背中を向けた。
「テメェらは後回しだ。まずはゴミ掃除が先決だ。おい、悟。行くぞ」
そう言うと同時に、篠田と悟さんは駆け出して、悲鳴の聞こえる方へと走って行った。
「あ、ちょっと!何なのよあいつ!」
梨奈さんは怒っているようだけど、俺としては戦わなくて良かったと心底安心した。
ただ、数秒向かい合っただけなのに……冷や汗が噴き出していたから。
「そ、それより、俺達も行きましょう。あの篠田って人……気になるんです」
「くっ!そ、そうじゃないけど……」
今までに見た事のないような眼力に、身体が強ばって動かない。
圧倒的な強さを持っているのは、それだけで理解出来た。
「めんどくせぇ。すぐに終わらせて……」
と、眉間にシワを寄せて篠田がそこまで言った時だった。
交差点の右の方、駅へと向かう道付近から、何人もの悲鳴と怒号が聞こえ始めたのだ。
「南軍のやつらだ!どこかに隠れてやがった!誰か!」
「こいつら、めちゃくちゃつえぇ!誰か止めてくれ!」
そんな声が聞こえて、篠田はチッと舌打ち。
拳を下げて、俺達に背中を向けた。
「テメェらは後回しだ。まずはゴミ掃除が先決だ。おい、悟。行くぞ」
そう言うと同時に、篠田と悟さんは駆け出して、悲鳴の聞こえる方へと走って行った。
「あ、ちょっと!何なのよあいつ!」
梨奈さんは怒っているようだけど、俺としては戦わなくて良かったと心底安心した。
ただ、数秒向かい合っただけなのに……冷や汗が噴き出していたから。
「そ、それより、俺達も行きましょう。あの篠田って人……気になるんです」