東京ヴァルハラ異聞録
「行きますよ。その代わり、キングの防衛はよろしくお願いします。なるべく早く帰って来ますから」
「え!?美姫は行っちゃいけないの!?昴くんと行きたいのに!」
「美姫も皆と一緒に西軍を守っててくれ。帰ってきたら、一緒に行こう」
本心は、美姫には付いてきてほしいんだけど……この状況で無理は言えない。
まず、西軍を守る事が先決なのだから。
俺がやろうとしている事は、西軍の人間からすればただのわがままなのかもしれないな。
「うー……わかった。待ってるからね。早く帰って来てね」
しぶしぶといった様子だけど、納得はしてくれたようだ。
「結城昴。あなたが帰って来たら、私も一緒に戦います。それまでにもっと強くなっておきますから」
月影に頷いた俺は、日本刀を取り出して北軍の方を向いた。
そして、歩き出した時。
「わたるくん。早く帰って来てくださいよ。キミにはまだ文句を言い足りないんですから」
振り返ると、千桜さんがグッと親指を立てて俺を見ていた。
「ありがとう。じゃあ、行ってきます」
皆に見送られて、俺は北軍へと向かって歩き出した。
不安と悲しみを胸に。
「え!?美姫は行っちゃいけないの!?昴くんと行きたいのに!」
「美姫も皆と一緒に西軍を守っててくれ。帰ってきたら、一緒に行こう」
本心は、美姫には付いてきてほしいんだけど……この状況で無理は言えない。
まず、西軍を守る事が先決なのだから。
俺がやろうとしている事は、西軍の人間からすればただのわがままなのかもしれないな。
「うー……わかった。待ってるからね。早く帰って来てね」
しぶしぶといった様子だけど、納得はしてくれたようだ。
「結城昴。あなたが帰って来たら、私も一緒に戦います。それまでにもっと強くなっておきますから」
月影に頷いた俺は、日本刀を取り出して北軍の方を向いた。
そして、歩き出した時。
「わたるくん。早く帰って来てくださいよ。キミにはまだ文句を言い足りないんですから」
振り返ると、千桜さんがグッと親指を立てて俺を見ていた。
「ありがとう。じゃあ、行ってきます」
皆に見送られて、俺は北軍へと向かって歩き出した。
不安と悲しみを胸に。