パリへ追いかけてまで
「ハハ大丈夫です!オランダには気をつけて行ってきて下さい。
あと、2ヶ月ですが、
アメリカのコンクールは、来月結果発表があります。 
シカゴの事務局だったかなぁ?」

「え〜! 昔 俺も、それ応募した!!
俺は、かすりもしなかった。
1次予選で敗退だったヤツだわ〜!
どんな課題?」

「それが… ただ… 一軒家とだけの課題でした。」

「へぇ〜 そうなの? 俺も気になるから事務局のホームページ見とくな!
もし、3連チャンで、優勝してスカウトされたら、
そっちに行ってもいいからなぁ〜。
世界は、広いから… ハハハ!」

「いいえ! 斉藤さん!俺は、
金を積まれても斉藤さんから、仕事を学びたいんです。
そんな、見捨てるような事は言わないで下さい!」

「はい!すみません。
10月から一緒に頑張ろう!」

「はい! 頑張ります! ハハハ。」

斉藤さんは、大きなお兄ちゃんみたいで安心する。

俺は、この人から仕事の面も、社会人としても学びたい。

クビにならない限り、斉藤さんと共に働きたいと思っている。

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