パリへ追いかけてまで
萌とパリデート
萌ちゃんからだった。

「……… ……」

「佐藤さん? アレ? 佐藤さん!」

「あ〜ゴメン。ウトウトしてた〜」

「ゴメンなさい。寝てたんだね。
私、仕事終わってアパルトマンに帰ったとこなの。」

「お疲れ様。今、何時?」

「22:45だよ。 大丈夫?」

「うん。大丈夫。 遅くまで本当にご苦労様。」

「うん。ありがとう。
ねぇ、佐藤さん、明日とあさって私休みだからどこか行かない? 用事ある?」


「え!良いの!行く!絶対、行く!」

「ハハハ。 じゃあ、明日10時にホテルのロビーで待ってるね!」

「わかった! ありがとう萌ちゃん!
じゃあ、明日! おやすみ〜」ピッ!

亮は、ウキウキ、ワクワクし、部屋の中を行ったり来たりし、ヤッタ!と叫んだ。
ヤベェ〜、つい、叫んじゃったよ〜 ハハハ!

< 278 / 391 >

この作品をシェア

pagetop