俺の可愛い彼女の話とか、聞くしかないでしょ?



「あ、そうや。今度夏休みに東京行くんやけど、しょー君の家泊まらせてくれへん…?」

「東京?!1人で来んの?!」

「うん。あかん?」

1人でって…今の高校生すげぇな…

「いや全然良いんだけど…大丈夫なの?おばさん許してくれた?」

「就活やから。笑
面接するために行くから、どうせならしょー君の家の方が安心って言われた」

そうか就活か…

「んじゃ日にち決まったら連絡して?」

「うん!あ、ふーがさん!」

「んぇ?!…どうした?」
自分に話を振られると思ってなかったから、変な声が出た、

「3日間くらい東京いようと思ってるんで、また会ってくださいね?」

…また会ってくださいだって、
また会ってくれるんだって、

「もちろん、東京案内するね!」


落ち着いた雰囲気を醸し出してるけど、頭の中では


(いや嘘またあってくれるって約束してくれたどうしよう絶対仕事休みにしてもらおう楽しみすぎる…)

と、すごい忙しい脳内暴走していました。



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