俺の可愛い彼女の話とか、聞くしかないでしょ？

プープーという音が、なんとも憎たらしいほど名残惜しい。

「夏月と電話？」

「うおっ！！？びっくりさせんなよ…」

背後から現れた勝

「こんな時間に出たの？」

「なんか、体調悪くて早退したらしい、」
「早退？！なに大丈夫だった？！」

過保護のこの男には、早退というワードが強かったようで、俺の方をグイグイ引いてくる…笑

「…まぁでのも、ふーがと電話出来てるなら大丈夫か、」

「勝ってさ、過保護な割に俺に対するなっちゃんの許容範囲緩いよな？笑」

街中の男にはギラギラ目を光らせているのに、俺はガードゆるゆる

「そりゃあ2人をくっつけたくて会わせたんだから」

「…は？え、あぁ！？お前っ、計画的犯行かよ？！」

「いやぁ、前々から考えてたんだよ。ふーがと夏月は、お互いにいい関係になるって、長い付き合いの中で感じた訳。

俺の大切な夏月を、俺以外の変な男に任せるとか絶対いやだからさ？

ふーがはいい奴で信頼できるって分かってるし、2人があっという間に好き同士になるだろうって勝手に思ってたんだ。

思った通り…というか、早過ぎるくらいに夏月の事好きになっただろ？笑」