これを愛というのなら
chapter;10
そんな、こんなで。

繁忙期の楽しくて、幸せだなって思った一時は、

あっという間にすぎて、陽介さんと終電に揺られて、家路に着いた。



とりあえず、お風呂に入ってから。

寝る準備をして、ベッドに入ると、優しく抱き締めてくれた陽介さん。


優しい甘いキスが、濃厚な熱いキスに変わって。

私は、思わず甘い声を出してしまう。


「…利香…きちんとするまで我慢しようって…思ってたのに…そんな声を出されたら我慢がきかなくなるだろ」


陽介さんならね、我慢しようって思ってるんだろうなって、わかってたよ。


だから、私も我慢しようって思ってたよ。

それなのに、あんな熱いキスされたら。


「しよう!」


恥ずかしくもなく、言っちゃうじゃない。


溜め息をついて、


「加減しないからな」


甘い声で応えてくれた陽介さんと、

いつもより強く、深く繋がった。








ちゃんと話をしてくれた後の、後日談は。

またの機会に。


再び、料理長と梓の甘い甘いラブストーリーに付き合ってあげて下さいね。


ちょっとだけ、ネタバレすると(笑)

今度はラブラブ過ぎるくらい、ラブラブな二人に、

邪魔が入るみたいよ。

その邪魔者は、度々このラブストーリーの中に出てきた人と。
一度だけ、出てきた人らしいのよ。

まだまだ最後まで私も登場するわよ。

梓の親友の利香の痴話喧嘩に付き合ってくれて、ありがとうございました。
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