君とずっと。これからも。
かなのはなし٭•。❁。.*・゚ .゚・*.❁。.*・٭•。٭•

「あっ!もうこんな時間!」
私とれんは小さい頃からの幼なじみ。
「かな、遅い!置いてくぞ!」
「俺、登校初日から遅刻したくない!」
今日から高校生。
「待ってよ、れん〜!」

「かな、そろそろ、早く準備出来るようにしろよ?早くカゴの中にバック入れろ。」
れんはいつも自分の自転車に私の荷物を入れてくれる。
自分の荷物の方が重いくせに。いつも私を優先してくれる。
「ありがと!れん、気が利くね〜♪」
私はいつもれんの自転車の後ろに乗って送ってってもらう。
なんか2人乗りって恋人みたい!
別にれんに恋してるわけじゃないんだけどさ!!
「ぬあっ、かな、重くなった?」
「はぁ!?それ女子に聞いちゃいけない言葉ナンバーワンだからね!?ちょっと昨日食べすぎたけども!」
いつもこんなやりとりをして学校に行く。

そして、お互い上靴に履き替えて同じクラスのところまで行く。
すると、れんの親友、あきとが
「お前らもう籍入れろよ!いつもいつも中学校の時から一緒に学校来おって!」
朝からのいつも通りのあきとの冷やかしを受けて、私はそれをスルーして自分の席に座る。
「かーなっ!おはよ!」
私の大親友、まなが来た。
「まなぁぁぁ!おはよっ!」
「かな(笑)朝からハイテンションだね」
まなは生徒会副会長を務めてきてリーダーシップがあり、いつも冷静なんだ。
「まなちゃぁぁん!俺におはよは?ないの?」
「朝から、あきとは相変わらずうるさいわね。だからモテないのよ」
「グサッ!何それ!?俺がまるで馬鹿みたいじゃん!」
「実際そうでしょ?」
まなはあきとにはとても冷たいんだ。
理由は暑苦しいからだそう(笑笑)

「かな、今日いつメンで、カラオケ行かね?」
れんが私に急に言ってきた。
「いいけど、なんで?」
「暇だから」
れんはいつもマイペース。まぁそんな所もれんらしくて良いんだけどさっ。
私のいつメンはれん、あきと、まな、私の4人だ。
ただ、最近はよくいつメンに割り込んでくる女子がいる。
「れ〜ん〜♪私は誘ってくれないのぉ〜?」
少しぶりっ子気質なこの子は西谷かんな。
私と正反対のいわゆるザ・女子なかわいい女の子。
「んー。聞いてみないとな。」
「わかったぁ。かなさぁん、私も混ぜてぇ?」
「…んー。良いよ…」
「やったぁ〜放課後もれんと一緒なんてうれしいなぁ〜」
私はかんなちゃんが苦手だった。
れんにベタベタ引っ付いていてなんだか胸がモヤモヤするのだ。
「じゃあ、放課後。」
れんはかんなちゃんのベタベタ感に対して何も言わずと言った感じ。
もしかして、れんはかんなちゃんに好意を!?
なんか嫌だァァァァァ!
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