年上幼なじみのあぶない溺愛



「やっばい!まさか本当に西山先輩と同じ団になれるなんて!見て見て志羽!」

「……うん」
「志羽?」

「あっ、ごめん!ぼーっとしてた……!」


 全校生徒が集まって結団式が行われたのち、今度は各団ごとに集まって団長や副団長の挨拶が始まった。

 女の子の大半は春哉くんが団長ということで、目をキラキラ輝かせていた。


「青団のみんなー!私が副団長の戸崎沙良です!青団のみんなで優勝目指して頑張ろう!」


 次に副団長の人が挨拶をしていだけれど、その人物を確認したときに「あっ」と思った。

 以前、図書室で勉強していたときに春哉くんと一緒にいた女の先輩だったのだ。

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