年上幼なじみのあぶない溺愛



 もしかして、またいじわるなモードに入ってしまったのだろうか。


「でも志羽は戸崎さんに大丈夫って言ってたよね。俺とのんびり過ごしてるって」

「うっ……それは、沙良先輩を心配させてしまうから……」

「うそはよくないよ。俺、真に受けたからね」
「へ……」


 春哉くんが私の髪に触れる。
 またなにかされるのかとドキドキしていると、春哉くんが私の髪にキスを落としてきた。


「しゅ、春哉くん!」


 さすがにこれ以上はと思い名前を呼べば、春哉くんは小さな笑みをこぼした。

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