年上幼なじみのあぶない溺愛
「これは本気」
「もう信じません」
プイッと顔を背けると、なぜかまた火神くんに笑われてしまう。
怒っているのに。私は怒っているというのに。
「怒んなって。別に無理して背伸びする必要ないだろ」
「だからいつまでも子供っぽく思われるんだよ……」
「俺は恋愛の対象になるけどな」
「ほら、やっぱり……え?」
勢いのまま言い返そうとしたけれど、言葉の意味を理解したとき、思わず力抜けた声が漏れてしまう。
倉庫に着く手前で足を止めた私に続き、火神くんも足を止めた。