年上幼なじみのあぶない溺愛



 かわいそう、注意……脅し?
 春哉くんが脅していたということだろうか。

 けれど誰に対して……?


 ふと女の先輩に視線を向けると、2年の男の先輩と並んで立っていた。

 けれど春哉くんや私から視線を外すように俯いており、違和感を覚える。


 もしかして、春哉くんが先輩を……?


「ほら、それより早く仕事をしよう?青団だけがサボってると思われて、悪印象を与えてしまうかもしれないから」


 けれど春哉くんはいつも通り柔らかな表情で話しており、とても脅すようなには思えない。

 きっとなにか別の話をしていたのだろうと思い、自分の中で解決した。

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