年上幼なじみのあぶない溺愛



 いまみたいに、意外と甘えたがりだったり。

 春哉くんは嫉妬なんてするわけないと思っていたけれど、嫉妬して不機嫌になったり。


 可愛いところもあるんだと思った。
 もちろん本人には言えないけれど。

 可愛いなんて言ったら、春哉くんに嫌がられそうである。




「あのね、いま私と春哉くんのことで流れてるうわさって知ってる?」

「うわさ?」
「うん」


 今日は春哉くんにうわさのことで話したいことがあり、忘れないうちにその話題を出してみる。


「さあ、心当たりがないかな」
「本当に……?」

「どんなうわさなの?」
「春哉くんが、私にベタ惚れだって……」


 ここ最近、クラスメイトにもよく言われるのだ。

 春哉くんが私にメロメロだとか、すごく愛されているだとか。


 嬉しいけれど、それはたぶん……春哉くんが学校でも周りの目を気にせずにいつも通り接してくるからだ。

 逆に私は一線引いているだとか、戸惑っていて反応が冷たいだとか……そんなはずないのに。


 私のほうがぜったいに惚れている自信がある。
 むしろ春哉くんが……?という感じだ。

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