バイト会長の奮闘日記
「わぁ……」
思わず声が出る。
鏡には、私とは似ても似つかない美女が佇んでいた。
「これが私……?」
信じられない気持ちで、じっくりと観察してしまう。
「エレナちゃん素材が良いから、張り切っちゃった。かなりナチュラルメイクだけど、元の良さがさらに引き立ってて、すごく素敵よ」
真美さんがニコニコ顔で褒めてくれた。
「いえ、真美さんのプロの技ですよ!」
本当にすごい。
本物のキャバ嬢みたい……!
その時、メイク室のドアが開いて、ママが入ってきた。