わがままな女神たち
「ねえ、乃恵ちゃんはどうし今日私を誘ってくれたの?」
テーブルいっぱいに並んだ料理に半分ほど手がついた頃、一華が聞いてきた。
今日、病院での一華は機嫌も態度もよくはなかった。
よほどの目的でもなければ、あの状態の一華に声をかけようとは考えないはず。
そのことを聞いてみたいと、一華は思っていた。
「実は、一華さん聞きたいことがあるんです」
持っていたフォークを置き、一華の方に向き直った乃恵。
「なによ、改まって。そんなに、深刻な話?」
グラスを持っていた一華の手も止った。
「一華さんは徹と幼馴染ですよね?」
「うん、まあ。小さい頃に、一緒に住んでいた時期があるわ」
「じゃあ、徹の幼馴染で『ヒロミ』って女性を知りませんか?」
「ヒロミ?」
「はい」
「何者なの?」
イヤ、だから、それを聞いているのは私で。
乃恵は思わず突っ込みそうになった。
「何かあるから気になるんでしょ?」
「ええ、まあ」
おかしいなあ、質問したはずなのに逆に聞かれている。
しかたない、こんな聞き方をすれば気になって当然。
乃恵は諦めて事情を話すことにした。
テーブルいっぱいに並んだ料理に半分ほど手がついた頃、一華が聞いてきた。
今日、病院での一華は機嫌も態度もよくはなかった。
よほどの目的でもなければ、あの状態の一華に声をかけようとは考えないはず。
そのことを聞いてみたいと、一華は思っていた。
「実は、一華さん聞きたいことがあるんです」
持っていたフォークを置き、一華の方に向き直った乃恵。
「なによ、改まって。そんなに、深刻な話?」
グラスを持っていた一華の手も止った。
「一華さんは徹と幼馴染ですよね?」
「うん、まあ。小さい頃に、一緒に住んでいた時期があるわ」
「じゃあ、徹の幼馴染で『ヒロミ』って女性を知りませんか?」
「ヒロミ?」
「はい」
「何者なの?」
イヤ、だから、それを聞いているのは私で。
乃恵は思わず突っ込みそうになった。
「何かあるから気になるんでしょ?」
「ええ、まあ」
おかしいなあ、質問したはずなのに逆に聞かれている。
しかたない、こんな聞き方をすれば気になって当然。
乃恵は諦めて事情を話すことにした。