【完】今夜も愛してあげる。





「なぁ、俺ら前みたいに友達に戻れないか?」



「…は?俺が何をしたか忘れたのかよ。
普通なら縁を切ってもおかしくないんだぞ」



頭大丈夫?と言いたげに怪訝な顔をしている。





「こんな事で簡単に繋がりを切りたくない。
もう俺を避けたりするなよ。かなりショックを受けたから」


「……ああ、悪かった」


「それにこの公園は、よく学生の頃に和泉と村瀬も入れて4人でサッカーしたり、日が暮れるまで駄弁ってたりしてた。ここに呼び出したのは少なからず思い入れがあったんじゃないか?」



2人にとっての、思い出の場所だったんだね。


春になったら桜が満開で綺麗だろうな。



「別に……ここしか思いつかなかっただけで、お前が助けに来ると予想してなかったし。」


「本当かー?」


「何だよ、ニヤニヤして。こっち見んな!」



そっぽを向く朝哉さんに対して、湊叶さんは嬉しそう。


9年越しに、やっと関係が修復された瞬間。




Chapter.6 完







< 175 / 200 >

この作品をシェア

pagetop