【完】今夜も愛してあげる。
「なぁ、俺ら前みたいに友達に戻れないか?」
「…は?俺が何をしたか忘れたのかよ。
普通なら縁を切ってもおかしくないんだぞ」
頭大丈夫?と言いたげに怪訝な顔をしている。
「こんな事で簡単に繋がりを切りたくない。
もう俺を避けたりするなよ。かなりショックを受けたから」
「……ああ、悪かった」
「それにこの公園は、よく学生の頃に和泉と村瀬も入れて4人でサッカーしたり、日が暮れるまで駄弁ってたりしてた。ここに呼び出したのは少なからず思い入れがあったんじゃないか?」
2人にとっての、思い出の場所だったんだね。
春になったら桜が満開で綺麗だろうな。
「別に……ここしか思いつかなかっただけで、お前が助けに来ると予想してなかったし。」
「本当かー?」
「何だよ、ニヤニヤして。こっち見んな!」
そっぽを向く朝哉さんに対して、湊叶さんは嬉しそう。
9年越しに、やっと関係が修復された瞬間。
Chapter.6 完