26歳、婚活したら恋しました

最寄駅に着き、 お寺に着いた。


しっかりとお詣りをする。


そしておみくじを引きたいと彼に付き合った。


わたしはこのお寺で新年におみくじを引いて

凶が出たから引くのはやめた。


彼の結果は、中吉。


いい結果だったので、ずるいなと思いつつ、

彼のおみくじをふたりで読んだ。




そうこうしていると、17時半頃になっていて

近くに飲みにいくことになった。



大衆居酒屋に入り、軽いおつまみとお酒を頼む。


「こないだの科学館で覚えたこと友達に話したら

まじで意味わかんないみたいな反応された」


「ちゃんと覚えてたの?偉いじゃん」


「覚えてるよ!」


科学館で教えてもらったことを話すと、

彼はとても満足そうに聞いていた。


「わたしは理解力のある馬鹿だから

ちゃんと理解はできるんだよ」


「偉いね~」


頭を撫でてくる彼。


カウンター席だったからいつもより近い。



酔いが少しまわってきたのか、

少しずつスキンシップが激しくなってきた。



わたしの少し出たお腹の贅肉を嬉しそうに摘んでくる。


太っているのを知ってるのは分かってるけど

やっぱり女として触られたくはない。


何度怒ってもお腹に手を持ってきた。
< 36 / 40 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop