御曹司は魔法使い⁉︎ ② 〜私達、結婚式を挙げます!〜
それにしても妙なLINEだった。
「明日何してる?」と言う言葉は、普通、すぐに会える環境で使う言葉だと思う。
おかしいとは思ったけれど、仁貴がぐすり出したので、オムツを替え、授乳している間に寿貴先生が帰宅して、すっかりLINEのことは忘れてしまっていた。
次の日、そろそろお昼になる頃、スマホが鳴った。
「花? 今大丈夫?
ホスピタルのA terraceにいるんだけど。」
「はい? え、本当に来たの⁉︎
昨日のLINE、既読にならなかったから、なんだったんだろう、って思ってたのよ?」
「ごめんごめん。
準備に手間取って。今出られる?」
「う、うん。出られるけど…。」
ちょうど仁貴の授乳を終えたところだ。
最近我が家にやってきた雅じいちゃんからのプレゼント、2ヶ月から使えるベビーカーに乗せると、ビックリするほどよく寝てくれることを発見し、家の中でも玄関にベビーカーを開きっぱなしで活用させてもらっている。
仁貴は今、そのベビーカーでぐっすり眠っている。
実家に行ったり、コーヒーハウスに行ったりするために、オムツや授乳用ケープなどをひとまとめにしたマザーズバッグも常に準備は出来ている。
出ようと思えばすぐにでも出られる状況だ。
「じゃあ、10分後に行くわ。」
「うん。待ってる。」
一体何があったんだろう。
仕事は?
平日に東京に来るなんて…。
それに有給休暇が取れるような仕事じゃないのに。
まあ、あれこれ考えるより、会って聞いた方が早い。
スヤスヤ眠る仁貴をベビーカーに乗せたまま、私はA terraceに急いだ。
「明日何してる?」と言う言葉は、普通、すぐに会える環境で使う言葉だと思う。
おかしいとは思ったけれど、仁貴がぐすり出したので、オムツを替え、授乳している間に寿貴先生が帰宅して、すっかりLINEのことは忘れてしまっていた。
次の日、そろそろお昼になる頃、スマホが鳴った。
「花? 今大丈夫?
ホスピタルのA terraceにいるんだけど。」
「はい? え、本当に来たの⁉︎
昨日のLINE、既読にならなかったから、なんだったんだろう、って思ってたのよ?」
「ごめんごめん。
準備に手間取って。今出られる?」
「う、うん。出られるけど…。」
ちょうど仁貴の授乳を終えたところだ。
最近我が家にやってきた雅じいちゃんからのプレゼント、2ヶ月から使えるベビーカーに乗せると、ビックリするほどよく寝てくれることを発見し、家の中でも玄関にベビーカーを開きっぱなしで活用させてもらっている。
仁貴は今、そのベビーカーでぐっすり眠っている。
実家に行ったり、コーヒーハウスに行ったりするために、オムツや授乳用ケープなどをひとまとめにしたマザーズバッグも常に準備は出来ている。
出ようと思えばすぐにでも出られる状況だ。
「じゃあ、10分後に行くわ。」
「うん。待ってる。」
一体何があったんだろう。
仕事は?
平日に東京に来るなんて…。
それに有給休暇が取れるような仕事じゃないのに。
まあ、あれこれ考えるより、会って聞いた方が早い。
スヤスヤ眠る仁貴をベビーカーに乗せたまま、私はA terraceに急いだ。