御曹司は魔法使い⁉︎ ② 〜私達、結婚式を挙げます!〜
「それって、今流行りのガーデンウエディングやレストランウエディングみたいな感じよね?
じゃあいっその事、ガーデンウエディングにしちゃう? チャペル横のガーデンプレイスでパーティーしているところ、見たことあるわよ?」

やっぱりそう言う意見になるか…。

「ガーデンウエディングは確かに憧れるんですけどね。時期が時期だけに、暑すぎて無理かなって…。」

「だったらうちを使えば良いんじゃないか?」

突然参戦してきたのは私の父だ。

「うち? うちってレジデンス?」

「そうじゃない。A terraceだ。
A terraceなら全天候型だし、十分な広さもある。何より、あそこの発案者は花だ。ガーデンウエディングにぴったりじゃないか?」


「A terrace ‼︎」

「そうよ。花ちゃん、あそこならぴったりよ!」

「え、でも、そんなこと出来るの?」

「前例はもちろんないだろうけど、病院側の許可され取れれば大丈夫なはずだ。
食事はビュッフェ形式にして、このホテルにシェフを依頼すればいい。賢人くんに言えば、協力してくれるだろう。」

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