何度も、何度でも。
赤軍同士ではクラスTシャツのデザインが
被らないように見せ合っているけど、
他の軍のデザインは全く知らないので、
もしかしたらもっとすごいクラスが
あるかもしれない。

でも、クラスのみんなにこれほど喜んで
もらえているから、デザイン賞を
とりたいと、心からそう思った。

「デザイン賞、取れるといいなぁ…」

自分でも聞こえるか聞こえないかくらいの
声でポツリ、と呟いた。

「絶対に取れる」

聞こえていたのか、聞こえていなかったのか
わからない。男子がデザイン賞取れると
言ったことに対してなのかもしれない。
でも、結翔が、私の目をまっすぐ見ながら
言った。まるで、当たり前だろ、と
言われているような、そんな気がした。

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