オレにしか、触らせるな!

「あー、重かった」



「誰がそんなに飲むの?」



「はい!」



渉香が手を挙げた



元気そう



この前のことは

気にしてないのかな?



気にしてたのは

オレだけ?



「金曜日の夜なのに彼と会わないの?
あ、合コンか…!行かなくていいの?」



「合コンなんて、ずっと行ってないよ
…
彼とも、とっくに別れてる」



「へー…
別れたって、例の社長の息子?
それともあの時の合コンで
もっといい物件あったの?」



「あのあと、すぐ別れた」



「合コン、バレたの?」



自業自得だろ



「ん?合コン行ったこと話したよ!
そしたら…
いんじゃない?って言われたの
だから、別れた」



ハイ、出た!

悪びれ無い渉香



「へー…都合いいね
いつも、渉香って
自分の都合いいように言うよね」



「え…」



「あ、ごめん…」



また言い過ぎた

また傷付けたかも…



「うん、都合いいかもね…
合コン行ったこと言ったのも
別れたくて言ったんだもん」



少しは、傷付けよ!

心配したことを後悔する



< 141 / 272 >

この作品をシェア

pagetop