私しか、知らないで…
お互い新しい生活がスタートした
紫苑に会うことも触れることも
当たり前になってて
紫苑より興味のあるものはなかった
水槽を運びやすいように選んだこの部屋も
紫苑と抱き合うと狭く感じて
水槽2個も持って来なきゃよかった
紫苑と一緒に選んだ熱帯魚も
生活に溶け込んだオブジェみたいになってて
紫苑がいつもエサをあげてた
生物に纏わる本も
ずっと手がつけられないまま
本棚にあった
紫苑にしか興味がなくて
紫苑が1番だった
それくらい紫苑が好きだった