私しか、知らないで…
恋する花たち

「…うん、うん…わかった
あぁ…今度、帰る…」



「電話、お母さん?」



「うん」



「お母さんなんだって?」



「親戚が結婚するって…
オレの叔母にあたる人
母親の妹」



「北翔の叔母さん?」



「うん
しーちゃん
…
小さい時よく遊んでくれた
…
今年で最後だよ!って
お年玉もらったし
…
しーちゃん何歳になったかな
オレも20歳なったから…
もぉ35…くらいかな…
よかったな、もらってくれる人いて」



「どんな人?
北翔に似てる?
綺麗?」



「んー…綺麗…
まぁ、美人な部類かも…
…
でも、キツイ!
性格、男っぽい!」



「へー…
北翔、結婚式行くの?」



「うん、行く
入学式の時のスーツでいいかな…」



「いいな…」



「なにが?」



「幸せなんだろうな…
…
何色のドレス着るんだろう」



「しーちゃんがドレスとか
想像できない」



「きっと綺麗だよ
写真、見せてね!」



< 245 / 250 >

この作品をシェア

pagetop