LOVE and DAYS…瞬きのように
階段のそばで立ち話するあたしたちは、明らかにまわりの注目を集めていた。
1年生がこんな場所に紛れ込んでいるからなのか、それとも月島健吾が目立つからなのか。たぶん両方だと思うけど。
とにかく。
やっと借りものを返すことができたんだし、これでもうあたしと彼は関係なくなったわけだ……。
「……ジャケット、貸してくれてありがとうございました。
失礼します」
頭を下げて立ち去ろうしたあたしの腕を、月島健吾がまたしてもつかむ。
昼休憩終了のチャイムが鳴り響く中、あたしは足を止めた。
「お前、あの店の店長に何か言ったか?」
「え?」
「あれから電話があったんだよ。
俺のクビを撤回するように、店長に頼み込んだ女がいたって」