あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに
『血液検査の数値も良くなってきてるね~』

『じゃあ退院してもいい??』

『う~ん……あと少しってとこなんだよなぁ』

『………』

『そんなに早く退院したかったの?』

(コンコン)
『みくる、調子はどう?
あれ?またご機嫌ななめかな?』

『院長!…みくるちゃん、早く退院したいみたいで……。次の免疫製剤投与が終わってからと思ってるんですが…』

『そうか……。みくる!あと少しの辛抱だから。
無理してまた入院になったら嫌だろ?』

『やだ。けど、早くデートがしたぃの!』


父と神田先生は、みくるが早く退院したい理由に
顔を見合せ驚いた!

『デ…デート!?って、みくる……』

『ん?恋人同士はデートするんだよ!』


思わず足元がフラついた父を、神田先生は必死に
支えていた。

『院長!!お気を確かに!!』

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