カレーうどん。



「あら、音楽室になにか用かしら…」

振り向くと、教師の中山がいた。


名前 中山 カルア
年齢 26才
性別 女性
職業 教師<吹奏楽部顧問>


「いや、特には…」
そう言って、僕は逃げるようにその場を離れた。



中山とは、いつもそんな感じで…
なんかあのエロイ雰囲気が苦手。



階段を抜けて、グラウンド。
正門に行ったところで、僕は音楽室の窓を見上げた。


どこの窓とも一緒だった…



僕は、見慣れた風景と見慣れたコンクリートを歩き出した。


頭の中は、綺麗な女の子が歌う透き通る歌声がリピートしていた。



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