黒崎先生、質問です



無理。
悲しい。
辛い。

今にも大粒の涙が量の目から溢れ出てしまいそう。


「林檎ちゃんおはよう」

「…おはようございます」


バイトが終わり、ロッカールームに踏み入れた瞬間さらに気持ちは重くなった。

バイトが終わって気持ちは晴れやかあとは帰って寝るだけ、とおもうかもしれないけど明日の事を考えると大きな溜め息が零れ落ちる。


「暗いなぁ、暗いよ」

「当然ですよ…」


死ぬほど暗く、今にも死にそうな顔をする理由を佐藤さんは知っているはずなのに。


「死ぬわけじゃないんだから」


現実的に死ぬわけではない、だけど私にとっては重要問題なのだ。


「心が死にます。本に囲まれたここは私の楽園だったんですから」

「楽園って…」

「あ、今笑いました?」

「笑ってない、笑ってないよ。笑うわけないじゃん」


と言いつつも佐藤さんの口の端はピクピク動いている。
誤魔化すのが下手ですね。



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