カフェのイケメン君が私のウソ彼です
呼び捨てが良いのは意外かも。
私は宮くんか浩くんが良いな。
きっと浩輔さんって呼ばれるのは嫌そうだなって思たから、さっきの3択にしてみたんだ。


「分かった、もう宮くんでも浩くんでもどっちでもいいよ。だけど、外でその呼び方やめてね。」


「どうしてですか?」


「万が一知っている奴に会ったら恥ずかしすぎる。」


本気で照れている宮くんは可愛い。
私にそう呼ばれるのを嫌悪しているのではないことにホッとした。


「せっかくだから浩くんの方にしようか。そっちの方が呼び捨てになる可能性ありそうだし。」


自分のことを浩くんと呼ぶ姿に思わず笑ってしまう。


きっと私が呼び捨てにすることはないだろう。
そんなに親しくなったら離れられなくなるから。


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