好きのシグナル
嘘でしょ…?


女の子達の視線も忘れて、私は雪成くんのところに行った。


「雪成くん…!」


「お前達の話は聞いてた。」


「黒木くんが、ユウ、くん…?」


「そうだよ、みはなが大好きな、ユウくん。」


そういった彼の瞳と声は、冷めきっていた
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