政略結婚のはずが、極上旦那様に溺愛されています
短編:勝ち負けなんて些末事
 ぎゅうう、と真白に抱き締められ、素直に抱き締め返すか、やんわり押しのけて水を勧めるか悩む。

 俺と真白のほかに誰もいない家の中でよかった。こんなにもデレてくっついてくる真白を他人に見られるわけにはいかない。

「だからほどほどにしろって言ったのに」

 真白の頭を撫でると、勢いよく押し倒された。

 別に構わないし、むしろ大歓迎ではあるが、どうせなら真白の意識がはっきりしているときがいい。

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