看取り愛~あなたの子は大切に育てます~
向かう先は、涼太朗の寝室。

果歩にとっては、病室感覚だった涼太朗の部屋は、今は神聖な場所に感じる。

戸惑う気持ちも躊躇する気持ちも全くなく、ふたりはベッドでキスの続きに没頭する。

涼太朗には何もかも初めてのはずが、誰かが操っているかのように、スムーズに進む行為。
果歩は涼太朗を感じ、涼太朗も果歩を感じる。

病気の体が嘘のように愛し合うふたり。

ベッドで繰り広げられる愛の行為。

ふたりは、そのまま朝を迎える…
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