看取り愛~あなたの子は大切に育てます~
そんな滑稽な健の姿を見て部屋を後にする。

扉を閉める瞬間、
「果歩!」と健の叫ぶ声が聞こえたが、後ろを振り返る事なく、健のマンションを後にした。

マンションを出るとさっきまで晴れていたはずが、小雨が降っていた。

傘もなく歩き出す果歩。

自宅に向かう。哀しくない、覚悟はしていたと思っていても、目からは涙が溢れる。雨が、果歩の涙を隠してくれる。

5年付き合った健との別れ…

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